【初心者必見】車検を安く済ます1番賢い方法

生活の悩み
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引き続き車についての生活の知恵について解説します。

本記事を読めば、車検と整備を安くする具体的な方法がわかります。特に初心者向けの内容となってますので参考になれば幸いです。車検がなぜ高くなるかは過去の記事を参照くださいませ。

車検を安く済ます1番賢い方法:結論

まずは結論から説明します。車検と整備は完全に別物として分けて下さい。分けた上で下記の2つを実践してください。この組み合わせが1番安く安全で賢い方法です。

  • 車検は最寄りの陸運局で「ユーザー車検」を受ける。
  • 整備は納得できる価格の信頼出来るクルマ屋さんにお任せする。

車検の前に複数のクルマ屋さんから相見積もりを行い、点検と整備をクルマ屋さんで受けて、車検は自分で通すというイメージです。

車検を安くする1番賢い方法 ①ユーザー車検とは

「ユーザー車検」って何?って方がほとんどなのでバクっと説明すると、自分で愛車を直接陸運局に持ち込んで車検を受ける方法です。車検は有資格者が行いますが、車検を受けるのは誰でも出来ます。陸運局に行けばわかりますが、クルマ屋さんの受付の女性が制服で受けにきてるのが意外でした。

厳密に言えば、陸運局以外の指定工場でも受けることは可能です。では、指定工場って何?を簡単に説明します。2021年末時点の情報ですが、日本には約7,800万台の車が走ってます。車検をスムーズに行う為には陸運局だけではさばき切れないのが現状です。そこで国は認可した指定工場でも車検を受けれるようにしました。運転免許の取得のシステムと似てます。意外と知られてないですが、日本の運転免許の実技試験は2つ方法があります。教習所で受ける方法と直接免許センターに行って実技試験を受ける方法です。免許センターで受ける方が圧倒的に安いですが、審査は超キビシイです。

ユーザー車検の話に戻ります。指定工場で受ける場合、民間の会社で受けることになるので手数料が発生します。代行でやってもらうのでその分の人件費も発生します。どんなに安くても、1万5千円くらいは発生します。

車検の申請は自分でやれば無料な上、「ははぁーん、こうやって利益を取ってるのか」ってな感じで自動車業界の裏側が少しわかります。以上の理由から「ユーザー車検」をオススメします。

車検を安くする1番賢い方法 ②車検だけの値段を知る

それでは気になる車検だけの価格について説明します。車種は2,000cc(ボクシー、セレナ、RAV4等)とします。このクラスの車検を受ける場合、絶対発生する金額は約5万です。これが車検にかかる総金額です。自賠責保険料と重量税を抜いた車検だけの金額は1,600円となります。

重要な事なのでもう一度言います。車検だけの金額は1,600円です。検査する際に窓口で収入印紙を購入して書類に貼り付けて終了です。車検は高いと思われがちですが、車検検査料自体はこんなもんです。

車検の諸費用

自賠責保険料、自動車重量税、検査印紙代の法定費用と呼ばれる保険会社や国に治める税金です。内訳は下記になります。

  • 24ヶ月自賠責保険料(三井住友海上):17,650円
  • 自動車重量税(2,000ccクラス):32,800円
  • 印紙代(検査代):1,600円

車検を安くする1番賢い方法 ③自動車販売店による営業方法を知る

車検にまつわるクルマ屋さんのよくある営業方法を紹介します。新車や中古車のフェアとは別に大手になればなるほどキャンペーンがあります。あれは完全に罠なのでご注意ください。代表的なキャンペーンはこちらです。

車検の早期割引

王道の囲い込み戦略です。車検費用は変わらないのになぜ安くなるのでしょうか?早期予約してお店に何かいいことがあるのでしょうか?

お店側目線で考えると主にこんな事を考えてます。

  • なるべく早い内に売上を確保したい
  • 他所にお客を取られたくない
  • 他社と差別化をしたい

車検の早期割引を導入すれば、これら全てが満たされて売上UPに繋がります。お店側は売上UP、お客さん側は早期割引でお得みたいなWIN-WINの図式になりそうですが、そうではありません。

自動車販売店ってやたら綺麗なお店が多くないですか?ガラス張りで、立地のいい場所で、受付は可愛いみたいな。外車販売店になるとその傾向がより顕著になるみたいな。それって全部儲かってるから出来ることです。

はっきり言います。こういったお店には近づかない方が無難です。お客がお得になるなんてことは全くないです。カモられるだけです。

なぜそこまで言い切れるかというと、このサービスを受けると相見積もりが取りづらくなります。そうなると提示された金額が妥当かどうかわからなくなります。また、本当に整備しないといけない部品の見極めと比較が出来なくなります。お店側に超有利な条件で整備を進める事ができるので、お店の言いなりになる可能性大です。

無料オイル交換

これは急成長で売上を伸ばしてきた系の中古自動車販売店のお店が得意としてる戦略です。オイル交換は走行距離にもよりますが、半年に一回定期的に行うものです。すると車検までオイル交換は4回行う事になるので、お店との距離が少し縮まります。やがて車検の時期が近づきます。そこであなたはきっぱり断れますか?毎回健気にオイル交換をいつも無料にしてくれてたお店を無下に出来ますか?

出来ないのであれば信頼できるお店で適正価格で最適なオイルを交換してもらった方がトータル的には安上がりです。オイルは車の血液と表現される重要パーツです。無料オイル交換のオイルは基本的に指定は出来ませんので安価なモノが使用されます。人間で例えるとA型の人に色々混ざった血液を輸血するようなもんです。それが蓄積されると2年後にはちょうどいい感じに故障してくれるでしょう。

某ビッ○モーターはもっとえげつない事をやってました。全部のクルマ屋さんがそうではないですが、信用できるお店は数店舗あった方がいいです。

車検を安くする1番賢い方法 ④具体的な対策

ここからは具体的な対策の説明です。いくつかの項目に分けました。次回の車検までに是非実践してください。

前回のおさらい

前の記事でクルマ屋さんに足元を見られがちと解説しました。

理由は、ほとんどの人が、車の部品を知らない+相場を知らないからです。相場がよく分からない状態の場合、モノの値段は下記の公式で決まります(多分)

モノの値段=需要×専門性

車検に当てはめるとこうなります。

モノの値段(整備代)=需要(車検日までの日数)×専門性(あなたの車の知識、相場感)

これを文章に直すと、こうなります。車検日まで1ヶ月を切っていて、車の知識が全く無い場合、整備代は高くなりやすい(足元見られる可能性が高い)が、車検日まで2ヶ月以上あり、車の知識や相場を知ってる場合は、整備代を抑えられる。

車検の日数が迫っていて知識が無いと、売る側(クルマ屋さん)の言い値になります。売る側が「こいつは全く知らないので沢山利益を乗せれそうだ」となる可能性が非常に高くなります。

もちろん、全部がそうでは無いですが、、、

車検を安くする1番賢い方法 ⑤利益マシマシは悪なのか?

では、クルマ屋さんが悪かと言うとそうではないと思います。営業の基本は「取れる所から取れるまで絞り取る」ですからw

特にディラー系の見積もり書には、それが滲み出てます。絶対いらないであろうオプションをマシマシで乗っけてきますwもっとヤバいのは、TVでCMしてる系の大手チェーン店(ビッグモ○ター)や急速に業績を伸ばしてきた系の中古車専門店。

これらの店は、ディラー以上にオプション乗せてきます。知らないことをいい事に、車検の印紙代もなぜか高額になります(体験談)。それを指摘したら露骨に嫌な顔されました。試しに何も知らないフリして車検の見積もりを取りに行ってみてください。その意味が分かると思います。

対策①:2〜3社から見積もりをもらう

そういった所にボラれないためにも、2〜3社見積もりを取ることを強くお勧めします。私のオススメは、ディラー系自分で調べた良さそうな所長年、近所でやってる整備工場です。

理由は下記の通りです。

  • ディラー:自社製品なのであなたの車を一番よく知ってるから。
  • 自分で調べた良さそうな所:あなたのセンスと価値観が分かるから。
  • 長年、近所にある整備工場:信頼と実績だけでやってるから。←個人的にはここが一番オススメ⭐︎

そこでそれぞれ見積もりを取って金額を比較してください。整備箇所の内訳が出ると思います。その3社で共通してる整備箇所が絶対整備する箇所となります。で、一番金額が納得出来る所にお願いすればいいと思います。整備箇所によって割り振るのもいいと思います。個人的には長年地元で地域密着でやってるボロボロの整備工場が好きです。

正規ディラー店の方が、建屋は綺麗、受付の人も綺麗(特にベンツw)、飲み物も自由にもらえます。
CMやイベントもバンバン出して誰もが知ってます。

もう一度言います。そのお金はどこから出てるのでしょうか?

そうです。あなたの車検代や整備代から捻出されてます。裏を返すと、めっちゃ儲かってるから、そういう事が出来ます。私は、そんな所に仕事を頼む気にはなれません。地元に愛されて頼りになる、派手さは無いけど相場よりちょい安めで色々融通聞かしてくれる、そんな整備工場が大好きです。

対策②:とにかく自分で調べる

何でもそうですが、自分でとことん調べて納得した事に金を払う場合は、あまり後悔しないと思います(風俗店は除く

私はいつも自分で調べることを大事にしてます。自分の選択は正しかった、ベストを尽くしたと言えるし、騙されても必ず次に生きるからです。

この納得感があると、あまりストレスは感じませんw(パチ屋も除く
ソクラテス(昔のめっちゃ偉い人)は「無知は罪なり」と言ってました。すごくいい言葉ですね。

まずは、見積もり書を見てこれは何の部品なのだろうと思う気持ちを大切にして下さい。そして、気になった部品を徹底的に調べあげる調査能力を磨きましょう。その調査結果をもとに、価格交渉力を鍛えましょう。

やみくもに価格を下げて欲しい(ココがすごく大事)と言うのではなく、明確な根拠と相場からあなたがはじき出した具体的な金額を相手に提示しましょう。根拠のない値下げ交渉は、サービスの質が落ちるのでやめましょう。交渉するならそれなりの根拠を持ちましょう。でないと逆効果です。後、裏でめっちゃ嫌われますw

最初は勉強代のつもりでクルマ屋さんに色々教えてもらいましょう。長いお付き合いになるかもしれないので。

車検を安くする1番賢い方法 まとめ

まぁ、極論言えば、何するにしても自分でやった方が安いです。

自分で出来る所(車検を通す、ワイパー交換、エアコンのフィルター交換)は自分でやって、自分で出来ない所やプロの任した方が良い所(ブレーキパッド交換、ライトの調整、クーラント液交換)はお任せするスタイルが良いと思います。今より絶対安くなって車の知識も増えます。

そんなこんなで、こないだ我が家の車がちょうど車検でした。

いつもは知り合いのクルマ屋さんにお願いするのですが、そろそろ自分でやってみるかと思いユーザー車検を受けてきました。この話はまた別の機会に語ろうと思います。自分でやってみてすごく良かったです。車検を通した後は、いつものクルマ屋さんにお願いして整備してもらいました。

車検と整備を一緒にしてしまうと車検日が決まってるので、どこに車検を出すかの決断を急かされます。

相見積もりとるのも面倒だし、自分で調べるのも面倒だし、車検は高いものという考えに流されて、考えるのを放棄してませんでしたか?これからは自分でやれる範囲はやってみませんか?

本日もありがとうございました。

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